金の切れ目が縁の切れ目だなんて
2013/9/26
よく世間では「金の切れ目が縁の切れ目」と言っている。
私はこの言葉には大反対。
だって、たかがお金に支配される人間関係なんて嫌だ!と思うから。
とはいえ、たかがお金、されどお金、ではあるけれど…。
去年の秋から付き合っている男性がいる。
この人は、いわゆる「ヒモ」。
とてつもなく吸引力がある人で、でもスペックもとてつもなく恐ろしいくらいマイナスな点が多々あった。
なので、この人との最初のデートをしようかしまいか、と悩んだ時友達に相談してみた。
「見た目はめちゃくちゃかっこいいし、話も賢い感じで面白いんだけど、バツイチ子持ち(出会った頃に離婚したばかり)で、無職で、過去にドラッグで捕まったことがあるって人とデートするのってどう思う!!!???」と。
普通の考えの持ち主なら、友達にこんな風に相談されたなら、
「やめときなよ。」というだろう。
でも、その友人は一味違った。
「ツツリィがマイナス面とかを頭で考えて決めるんじゃ無くて、どう感じるか、だよ」
私がどう感じるか、か。
私が今感じることは、マイナス面がたくさんあるけど、とりあえずデートはしてみたいなということ。デートに行くときはカードとかは持って行かずにおこうとは思ったけど。
で、現在ヒモなその人は、
ここでは「皇子」と呼ぼう。
なぜかというと、「皇子」という言葉がぴったりなほどのわがままっぷりなので…。
皇子はそもそも出会った当初からお金が無かった。
初デートのランチもお金がなさそうなので、私がデパ地下でご飯を買ってあげたくらい。
それで、それからかれこれ1年弱一緒にいるわけだけども、本当に金がないのに、わがままっぷりで自分の趣味のものが欲しいだとか抜かすわけ。一緒に遊びに行っても2人分ださないといけないし、電気代ガス代携帯代なども払っていた。これは今まで一人暮らしで悠々自適に生活をしていた私からするととても大変なことが起こってしまった!
大変なことはお金面だけじゃないんだけど。
通常の思考なら、ここで金の切れ目が縁の切れ目ということで、バイバイしていただろう。しかし、私はこともあろうに、「お金がないってだけでさようならをするものなんだかなぁ」と考え、出来るところまではやってみよう。せめてこの人が自立するまでは、支援しよう!
と、考え今に至ります。
今、思うことは、やっぱり一緒にいて大変なことも沢山あったけど、楽しかったし、得ることもあった。それに皇子も離婚の痛手から回復して、だんだんと向上心が湧いてきたのか、「英語の勉強をする」といい始め勉強をし始めたり、一緒にランニングしたり、7つの習慣を一緒に勉強してみたり、1年前よりはいい精神状態で、お互いの関係性もいい感じになっていると思う。
ひとまず、私は来年の夏には、外国にしばらく行くことが決まっているので、それまでは、もっとやる気を出していって欲しいと思います。